2017.09.04

芸術の森で共鳴する音音音!|札幌住みがゆるく見てまわる!札幌国際芸術祭2017の感想(7)

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札幌の南の端っこに、『芸術の森』という美術館あり工房ありステージありの芸術関係の施設を集めた広大な敷地があります。
今回の芸術祭では閑静な森に囲まれたこの場所に、音を扱うアーティストたちの作品が集まっていました。屋外の作品もあるので天気がいい日に行くといいと思います。

芸術の森は行くのが大変な場所なんですが、芸術祭期間中は札幌駅から無料送迎バスが出ていたりします。本数は少ないですけどね。
これを逃すと札幌駅から地下鉄とバスを乗り継いで行かなきゃいけなくて結構な時間がかかるので、行き慣れてない人は送迎バスの利用をおすすめします。

僕らは11時45分発のバスに乗って向かいました。

森の中の空調回廊へ

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芸術の森一歩手前の札幌市立大学前で降りて、毛利悠子さんの展示を見に向かいます。
…まあ母校なので通い慣れた道なんですが、ここバス停から校舎までが結構遠い大学です。正面入り口は今回の展示の出口になっており入れず、外側からぐるっと回って本校舎から入館するのが順路とのこと。

作品が展示されているスカイウェイの下をくぐって行くのも、作品鑑賞の一部ということでしょうか。

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森をまたいで入り口と本校舎を結ぶスカイウェイに、インスタレーションが展開されています。
ふむ。作品解説によると、機械などのオブジェクトを配置して目に見えない力を利用するインスタレーション…と。ひとりでに動く鍵盤や、磁力によって時々鳴らされるベルなど、少し不思議なそこかしこに現れています。うーん、写真だと伝わらないですね!

ただ…! 自分にとっては見慣れすぎた母校のせいかイマイチ集中出来ず…。ものすごく知っている空間過ぎて、日常感を拭いきれませんでした。
きっと初めての人にはあの長い空中廊下と作品空間は新鮮な体験になるかと思います。

共振するアーティスト

芸術の森エリアでは点在する施設にクリスチャン・マークレー、刀根康尚、鈴木昭男、∈Y∋、藤田陽介といったアーティスト5人の作品が、「NEW LIFE:リプレイのない展覧会」と題して展開されています。

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美術館内の写真はありませんが、こちらは意味や文脈を考える作品が多かった印象です。

ガラクタや路傍のゴミの見方を変えるクリスチャン・マークレーは見る人の思索を促しているよう。
刀根康尚さんの「Il Pluet(雨が降る)」は言葉が降ってくるという詩的なもので、言葉の意味がわかればなーと日本語版も聞いてみたいなと思いました。
鈴木昭男さんの「点音」では自分も立ってみましたが多分これ人によって”聞こえる”って思うものも違うんだろうなと。
藤田陽介さんのアブの幼虫の営みを聞こえるようにした「CELL」は、どれが聞かせたい音か判別難しかったですね…。あと蚊が大量に居て逃げ帰ってしまいました…。僕らが訪れた後にマイクを調整したようなので今はまた違う音が聞けるかもしれませんね。

さて!そして個人的に一番心惹かれたのは工芸館に展示された∈Y∋の「ドッカイドー」です!
(正式名称は記号なんですが文字では打てないのはご容赦を)


完全遮光した真っ暗な空間に広がる天の川のような淡い光の群れ。
その中に足を踏み入れることが出来るインスタレーションです。

靴を脱いで入るその空間は柔らかいウレタンマット(?)のようなもので覆われているので、上記のツイートのように座ったり横になったり好きな体勢で体験することが出来ます。

ロマンチックな作品なのでデートにも良いかもしれませんね!

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芸術の森には他にも常設の野外展示や文化財なんかもあるので、芸術祭とは別にそちらもおすすめです!
運が良ければリスやアカゲラなんかも見られるかもしれませんよ。

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