札幌の中心部からちょっと離れた住宅街の中に、ひっそりと佇んでいる展示があります。
こちら夕方から夜にかけての限定公開。中心部から軟石で作られたもとりんご蔵、そこに梅田哲也さんの新作インスタレーションが展示されていました。
声を出すのがためらわれる
外からパッと見では倉庫の印象を受けない建物ですが、中に入ると昔ながらの蔵のつくりを見ることが出来ます。
お盆を過ぎた夕方の札幌は涼しくて快適な気候なのですが、蔵の中はちょっと湿っぽい空気。というのもインスタレーションに水を使っているからでしょうか。
高い屋根から滴る水滴の作る波紋が、灯りを揺らします。
床下倉庫にも水と灯りが設置されており蔵の中は幻想的な雰囲気に満ちています。僕の他に2,3人くらい見学者がいましたが誰も喋らず静かに灯りを見つめていました。
あ、ちなみに僕が訪れた時はたまたま装置が不調でなかなか水滴が落ちずに、スタッフさんが脚立に登って修理していました。
普段の作品展示中より照明を明るくしており、それはそれで蔵の中が見渡せてちょっと楽しかったです。
修理を待つ間に周囲を散歩してみたら、ご神木が二本ある神社を見つけたりもしました。知らない街をふらふら歩くのも楽しいですよね(不審者に見られないように気をつけなきゃですが…世知辛い世の中です)
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