この度、勤めている会社の男性では初となる育児休業を取得しました。期間は約2ヵ月ほどですが、妻のため子供のため家事育児に邁進するつもりです!
というわけで、今後ちょくちょく育児関係の記事を書いてみようと思います。
手始めに、まずは妊娠発覚からいわゆる安定期までどんな生活をしていたか僕の目線で思い返してみました。
驚きの6月
6月の序盤にあったハンドメイドのイベントも無事に終わり一息ついていた頃、妻から妊娠報告がありました。
最初に聞いた時は「え、ホントに?」という感じで、喜びというより驚きの方が勝って上手くリアクション出来ませんでしたね…。この時点だと二人ともなかなか実感は持てず、とりあえず落ち着いて病院でちゃんと診てもらおうという事に。
そして近所の産科で確認してもらうと妊娠自体は間違いなかったんですが、胎児自体はまだ影も形も見えないくらいの大きさでした。どうやらかなりの早期発見だったようです。カウント的にはまだ4週ほどでした。
ちなみにこの時期は胎児じゃなくて胎芽っていうらしいです。
なので母子手帳を貰うのもまだ。
母子手帳を貰うのは心拍を確認してかららしいです。医者には体長3mmくらいと言われましたが、その大きさだと画面を見ても素人には全然見つけられません。
ただ、とりあえずこの時点でお互いの家族への報告は済ませました。
特に直接会ってとかはせずにメールやLINEでしたねー。
グレープフルーツジュースと7月
7月最初の検診でようやく心拍を確認!ついに母子手帳も貰いました。
まだ小さい事に変わりはないけど16mmくらいになってて頭や足が何となくわかるほどに。
妻の見た目は変わらないけど、もう居るんだなぁという不思議な気持ちになります。
この頃になると妻のつわりも自覚できるレベルになっていて、体調も機嫌も悪そうな日が増えてきました。
つわりが始まって傍から見た一番大きな変化は、うちの場合”水やお茶が飲めなくなった”こと。まずく感じて飲めないらしいです。
話には聞いていましたがそんなクリティカルな食生活の変化起こるんですね…。
僕に出来たのは唯一おいしく飲めると言うセイコーマートの100%グレープフルーツジュースを買いに行くことくらいでした。
ここから1、2か月はグレープフルーツジュース生活が続きます。
妻のつわりがしんどい時期に夫が出来ることは、なるべく妻の面倒を無くす事くらいなのかな…と。
積極的なサポートは、妻と同レベルでこなせるならばっちりですが何をやるにも「これどうするの?」って聞きながらじゃないと出来ないなら、張り切り過ぎない方が妻のストレスにならない気がします。
自力で出来ること自分でやる。それ以外は妻の手間を減らす方法があればやるくらいが丁度いいのかなと。
(ご飯作るのもしんどい事があるので、外でご飯買ってくるとかお金に頼るのも全然ありです)
あと妻がこれは大事!って言ってたのが”妻の愚痴をちゃんと聞く”ことらしいです。
体調が悪いのをちゃんとわかってほしい、大変だということを共有したい、とのこと。共感が大切なので解決策とかは口にせず「それはつらい!」とか「うん、そうだよね」とか言い聞き役になるのが良さそう。
なんだか慣れてきて遊びに出かけた8月
お盆を過ぎたころには慣れもあるのか妻のつわりも大分マシになってきたようです。
北海道の暑さのピークも過ぎて、外気温が快適になってきたので8月は近場でいろいろ遊びに行きました。札幌国際芸術祭の開催期間だったので、それを観に行くことが多かったですね。
食生活も水はまだ飲めなかったけど8月末には概ね何でも食べられるようになってきたようです。確かお茶は飲めるようになってきてたかな?
「今まで食べたいって気持ち自体が起きなかったけど、美味しいものが食べたいって欲が徐々に戻ってきた」とのこと。
ちなみにこの頃には検診も月に1回なので、8月は一回しか病院に行きませんでした。
一か月も様子がわからないと「大丈夫かな?」「無事育ってるのかな?」と二人して心配性を発揮していましたが、胎児の成長も順調で8月末には少ーしだけお腹が膨らんできました。
振り返ってみると、いわゆる安定期前のこの時期が一番心配してたかもしれません(遊びには行ってたけど)。
月に一度しか検診が無いのでこまめに状態がわからないし、お腹の膨らみもほぼ無く胎動もないので、日常に赤ちゃんの存在感はありません。唯一つわりが妊娠の証拠のような時期です。
この時期には育児サイトや書籍でいろいろ勉強して、妊娠初期の流産確率とかも知っていたので二人でだいぶビクビクしていました。それを紛らわすために沢山遊びに行ったのかもしれません。
嬉しいけど「まだわからない…」「産まれるまでは安心するな自分…」と心に保険をかけまくってました。
一安心の9月
9月になると週数的には安定期に突入!
ただ月一回の検診は月末なので9月中は心配な日々が続きました。
この月は十勝に旅行へ行ったりと8月に引き続き普通に遊んではいましたが、育児的ビックイベントは両親学級ですね!
平日夜8時から市の健康保険センターで受講しました。
夜8時からなのは夫婦で参加できるようにとの時間設定だと思いますが、必ず8時前に上がれる保証はないのでその日は有給を使いました。
マニュアル的な冊子が配られ簡単な座学からビデオ視聴、そして沐浴や抱き方、おむつ替えの実習などを受けると「これからうちに赤ちゃんが来るのか…」という現実が近づいてきたように感じます。
他にも妊娠と同じ重さの重りをつけて階段を上り下りしてみたり寝起きしてみたりと、実際に自分が体験することで後々必要な気遣いの参考にできる体験をしました。
何より妻と二人でこれを受講することによって、ふたりで赤ちゃんを迎えるんだという心の準備が一歩前に進んだ気がします。
そして月末の検診で赤ちゃんの無事を確認。
うにうに手足動かしているのを見てようやく一安心です。
服の上からだとまだわかりづらいですが妻のお腹のふくらみもはっきりわかるようになってきました。
妊娠初期から安定期までの夫としての感想まとめ
・実感はなかなか湧かない。
・つわりの時にする夫としての心構えは妻のストレス軽減が第一。甘えない。
・赤ちゃんの存在感があまり無くて不安になりがちだけど、その不安も妻と分け合う。
・勉強して知識を得るほど不安も増えるけど勉強大事。
・つわりが収まってきたら気分転換大事。遊びはこまめに休憩挟みつつ。
・両親学級に出るとかなり実感が湧く。
振り返ってみるとこんな感じでした。
うちの場合はですが、この時期は赤ちゃんを迎える具体的な準備というよりも夫婦でのコミュニケーションと心の準備が主だった気がします。