このたび念願の海士町へ行って参りました!
今回は、とあるワークショップで縁をもった「崎みかん再生プロジェクト」に携わっている白石さん、丹後さんに海士町おすすめの場所をご案内いただきました。
ちなみに、東京からは結構遠い海士町への行き方はこちらの記事にまとめました。
『遠いけど行きたい! 東京から海士町への行き方詳細』
崎みかん再生プロジェクトの畑
まず最初に案内していただいたのはお二人が進める「崎みかん再生プロジェクト」のみかん畑!今ここには千本を越えるみかんの若木が植わっています。
写真ではちょっと天気が悪いですが、晴れの日には海が見通せるとのこと。見てみたかったです…! 崎みかんの特徴は、昔ながらの甘酸っぱさ。その味には島である海士町の地形が関わっているそうです。
もうひとつ、崎みかんには皮が薄いという特徴があるらしく、それを活かした「みかんのドライフルーツ」をご馳走になりました!
みかんのドライフルーツって僕は初めて見ましたが綺麗な見た目ですね。
味も甘すぎない自然な甘みで飽きずに食べ続けられるおいしさでした。
こちら収穫が軌道に乗ったら、商品化も考えているそうです。崎みかん再生プロジェクトの詳細は下記のサイトに詳しく載っています。繁忙期には農業体験のインターンなども募集しているので、このプロジェクトに興味ある方はぜひ。
【島根県海士町】甘酸っぱいふるさとの味。愛される「崎みかん」をもう一度。
隠岐生涯学習センター
こちらは古民家を改修した公営の塾だそうです。案内していただいた日は休暇日だったので、ちら見させて頂いただけですが、おもしろい書籍は揃ってそうだし、古民家の風情は落ち着くし、いろいろな年代の人が来てそうで、勉強もコミュニケーションも活性化されそうな場所だと感じました。僕もここでブログの記事書いたりしたいです。
海士町の高校でも面白い取り組みをしていて、もし今自分が中学生や高校生だったらここで勉強してみたい!と思った気がします。寮生活とか大変なこともあるだろうけど楽しそう。
旧崎小学校
廃校になった小学校を改装して、地区の人たちが使うためのコミュニティスペースにしているそうです。小学校の面影を随所に残した施設は、叙情的な雰囲気でとても好みでした。僕自身の母校は鉄筋づくりでしたが、なんだか懐かしい感じがします。
もの凄く充実したキッチンは料理研究家さん監修のもとで作ったそうです。旬の時期になるとここで梅の加工や、料理なんかも行っているようです。
ほかにもピアノがあったり、新しく遊戯施設を作っていたりと、自分たちの手で積極的に活動の場を作りあげていました。
こちらがここで作られている高級梅干し。贈り物などに人気だそうです。歳をとってきた両親に贈ったりするのに良さそう。 |
あまマーレ
町民みんなの交流の場として、元保育園を改装した場所です。町のみんなが「やりたい!」を実現出来る場所、自由に遊びにこれる場所として開かれています。ひとりでふらっと来てもOKだそうで、Wi-Fiも完備されているのが嬉しいところ。
娯楽場、古道具屋、保育スペース、庭などがあり毎月いろいろなイベントが開催されています。町のみんなが自分が得意なことを活かしたワークショップなんかもあるようです。
都心でふつうに生活していると子供や高齢者の人たちと交流するスペースなんか滅多にないですが、こういう場所があると自然と顔見知りになるし、世代間交流が活性化される気がしました。僕は子供の元気な声が聞こえる場所は、活気があっていいと思います。
海士町中央図書館
成り立ちにドラマがある素敵図書館!温もりのある木造で、窓際席からは田園風景を眺めながら本を読むことが出来ます。ほんと、近所にこんな図書館があったら良いのに…。しかも窓際席にはコーヒーを飲んでもOKな席もあったりフリーWi-Fiもあったりで、とても心惹かれます。こういう場所で仕事をしたいものです。
図書館の中には子供用のスペースもあり、そこに集まって遊ぶ子供たちの楽しそうな様子が見られました。普段は本に接しない子でも、遊ぶたまり場としてこういう場所あると自然と本に触れる機会も増えていいなぁと思いました。
そうそう、この図書館には島中に分館があるのです。町の随所に小さな本棚が設置されており、それぞれがちゃんと機能した小さな図書館の役割を持っています。
それはまだこの素敵な中央図書館が出来る前、「島まるごと図書館構想」というプロジェクトのもと行われた取り組みで設置されたものです。
そういった図書館の成り立ちについては語り尽くせないほどの物語があるので下記の参考URLよりどうぞ。その経緯に胸が熱くなります。
【参考URL】
【島根県海士町】島と子どもの未来を変える「島まるごと図書館構想」
まとめ
最後に、案内してくれた白石さん、丹後さん、本当にありがとうございました!その日の夜、おふたりに加えて白石さんの奥様と巡りの輪の角さんを交えて紺屋で飲んだのも楽しかったです。偶然出会った笹倉さんのライブもとても癒されました。
まちづくりやコミュニティデザインの成功例として語られることの多い海士町。しかしいろいろとお話を聞いてみると、地元の方々には前向きなエネルギーと同じくらい、強い危機感があることを感じました。この町がいつかなくなってしまうかもしれない、と。
まだまだ旅の途中。
本当に成功と言えるのは、ここで生きていく、この故郷を受け継いでいく住人や産業がしっかりと育った時なのでしょう。
僕自身はいずれ大好きな自分の故郷に帰ります。しかし自分の出来る範囲で、微力ですが末永く海士町を応援していきたいと思っています。
(映像制作やWeb制作がご入り用の際はぜひ!)
とりあえず手始めに、仕事に疲れたり、生き方に悩んだり、島暮らしに興味や適正がありそうな人が居たら、さりげなく海士町を勧めておこうと思います。
今回泊まった宿なかむらのご主人に「何かつらくなったらまたおいでよ」と言ってもらえたのでその時はまた訪れようと思います(いやもちろん、つらくならなくても普通に遊びにも行くかもですけどね)。
ここまで長文を読んでくださりありがとうございました!
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