久しぶりの盆栽日記です。
前回の更新から春が過ぎ、梅雨になり、もうすぐ夏になりますね。
うちの盆栽たちもすくすく育ち…と書きたいところですが大問題が…。
徐々に黄色くなる葉
春になったころから、心なしか黒松の葉がゆっくりと黄色くなっていきました。
土に栄養がないのかな?何か病気かな?
とか色々考えましたが、結論から言うと植え換えをした際に大きなミスをしていました。
ここからは、盆栽園に駆け込んで診せたときに盆栽師さんに教わったことを書きます。
松は自力で養分を吸収できない
盆栽師さんに「植え換えが良くなかったかもしれない…」と言い、その場で鉢から外し根っ子を見てもらいました。
根っ子はかなり腐ってしまっていて瀕死との宣告を受けました。
(ちなみに根っ子の生死は、生きてれば白、死んでれば黒で見分けるそうです。)
なぜ、こんな事態になったのか。原因は僕が植え換えの際に根を水につけて洗ってしまったからでした。
松は菌根菌という菌類と共生しており、その菌がなくなると養分を吸収できなくなってしまうらしいのです。その菌が洗い流されてしまった松が弱っていくのは当然の話でした…。
盆栽師さんの「えぇ!?それはだめだよ」って驚愕顔が忘れられません。
これから松類の植え替えをする方は、水洗いだけはダメです…切に…。
ちなみに菌がいないと養分を吸収できない盆栽は、一般的には松くらいだそうです。ほかの盆栽も植え換えの際に水につけてしまっていたので、とりあえず一安心。
現在、療養中
そのほかにも盆栽師さんから世話の仕方のアドバイスをもらい、現在は復活を祈ってこまめに世話をしているところです。
ここから持ち直すかは五分五分(表情を見る限りもっと難しそうでしたが…)だそうで、とにかく丁寧に世話をするしかないとのこでした。
自分の不勉強で枯らすのは辛いのでなんとか持ち直してくれと祈るばかりです。
また夏の暑さも猛威を奮ってるここ最近、山紅葉と木瓜も油断できません。