ちょっと忙しくて参加から1ヶ月以上過ぎてしまいましたが、楽しい体験だったので感想まとめておこうと思います。
はじめに
参加したのは『ヒーローズ・リーグ2019』!(年齢によっては旧”Mash up Awards”の方がわかりやすい人も多いかもしれません。近年改名したようです)
こちらに僕が制作した『文庫の顔』というWebサイトを出品したところ、なんと決勝審査会に残ったとの連絡を頂いたので慌てて飛行機のチケットをとって北海道から参加しました。
※ちなみに文庫の顔についてはこちらの記事をば。
文庫の表紙をただただ眺めるだけの『文庫の顔』というWebサービスを作りました
そして光栄なことに『文庫の顔』はルーキーヒーローを受賞!嬉しい!受賞まではいかなかったけどMAリーグでトップ10入りしてたのもテンション上がりました。
普段の仕事は受託制作なので作ってるものが作品て意識はないんですけど、これはアイディアから完成までほぼ自分のプロジェクトで紛れもなく作品なので、ものすごく嬉しいです。(バックエンドの部分ちょっとだけ上司に手伝って頂きましたが)
何気にハッカソン的なものに参加したのも初めての体験だったので、12/7の様子を自分なりに振り返っていこうと思います。
怒涛のプレゼン準備
ある日突然メールが届きました。
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厳正なる選考の結果、ご応募頂きました作品がオンライン審査を通過いたしましてMAリーグ決勝審査会への進出が決定をいたしましたので、ご連絡をさせて頂きます。
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…?…!?
個人的に好きなものを全力で作っただけの作品だったので、”オレトクリーグ”に選出されなかった時点で落選したと思っておりかなりびっくりしました。
とはいえ驚いてばかりもいられません。
!!!4分間のプレゼンテーション!!!
メールを受け取ったその時は、間が悪くもちょうど抱えていた案件の締め切りが重なって忙しい時期。その中でちゃんとしたプレゼン内容と資料を作る事に冷や汗がたらり。
まあやるっきゃない。
プレゼンを組み立てる上で気を付けたのは下記の点です。
・技術解説は最小に。
・出来るだけ楽しいプレゼンを!多分ハッカソンでは偏愛は正義。
・映像作ろう。
僕はハッカソンへの参加自体は初めてですが、きっと楽しい雰囲気にした方が良さそうだと野生の勘がささやきました。
細かい技術やこだわりのディテールを語り出したら4分なんてあっという間に終わってしまうので、”自分と同じような本好きに共感してもらう”を目的とした偏愛重視のプレゼンを組み立てました。
映像は、なんていうか飛び道具として作ろうかな…と。
僕は純粋なハッカー的技術力にはあまり自信はないですが、それに加えたデザインだったり映像制作だったりが一人で可能な総合力が武器という自覚があるので、それを活かそうと思って作りました。
(これは結果的に大正解で、通信が必要な作品の発表中に何かしらの通信不良が起きているのを見て肝を冷やしました)
いざ東京へ
なんやかんやプレゼン資料も作り終えて、札幌を出発したのは前日の12/6です。決勝審査会の開催時間的に、始発の飛行機に乗っていっても間に合わなさそうだったので前泊を敢行。
6日はそのまま会社で仕事をして、渋谷のTurnTableHostelに泊まりました。
余談ですがTurnTableHostel、良いですよ。カプセルホテルなんですがおしゃれな建物とラウンジがあり、レストランも併設されています。
提供される食事は徳島県の美味しいものたちで、朝食のバイキングは健康的で滋養のあるメニューを頂く事が出来ます。野菜不足しがちなので沢山食べました。
Wi-Fiも完備されているのでMacbookを開きプレゼンの最終調整なんかもしつつその日は就寝。
12/7はどんよりとした雨空でした。行きがけに妻から「持っていった方がいいよ」と手渡された折り畳み傘をさし、会場へ出発しました。
最寄駅である赤羽橋駅で降りて、会場であるアイ・エム・ジェイ本社ビルを探します。
compassのイベントページで建物の外観も載っていたので建物はすぐに発見。しかし時間が早すぎたので、近くのパン屋さんで一休みすることにしました。
入ったのは”新橋ベーカリー三田店”。
喫茶店を併設した町のパン屋さんで親やすい雰囲気でした。
雨で寒かったので暖かいココアを注文。時間潰しにツイッターで#ヒーロズリーグのハッシュタグを追いかけると、運営の方々が会場で準備をする様子がアップされていました。
この場所で発表するのかー、と思って眺めるとやや緊張してきました。
決勝審査会!そして優しい世界へ
時間になってついに会場入り!とはいえ初参加&ぼっち参加の自分は知り合いは一人も居ないので、受付を済ませて隅の席に着席しました。
会場を見渡してみると思いのほかアットホームで、そこかしこで談笑が繰り広げられています。
「結構みなさん知り合いが多いのかな…?」
なんてことを思いましたが、10年以上も続くイベントですし常連さんも多いんだろうなと納得しました。
受付でもらったTシャツも着用!
それと会場で一番びっくりしたのは用意されていた飲食料の物量やばい…!
すごい量がある…アルコールもあるけどこれ皆さん発表前に飲むんですか…?と慄きました。
プレゼンって言うから「ちゃんとやらねば」と構えていた自分は発表前にはちょっと怖くて飲めませんでしたが、既に飲んでいる人もちらほらと。
「猛者だ…」
ハッカソンてみんなこんな感じなんですかね。
思ったよりも皆さん”発表会に来た”というよりも”楽しみに来た”って雰囲気で、ちょっと緊張が解けました。
そしていよいよ開会です。
ルールの説明の中で一番印象に残っているのは断トツでこれです。
「プレゼンすべってもみんな笑顔で!!」
学生の頃のプレゼン発表も、仕事でのプレゼンも、ウケを狙って滑ることは恐怖以外の何物でもありませんでしたが、ここには優しい世界が広がっていました。
あったかい…。
会場のみんなものづくりが好きで、ものづくりの酸いも甘いも噛み分けてここにいる。
そう、自分たちは皆仲間。
そんな風にちょっと感動しつつ、自分のプレゼンへの不安はかなり減りました。うん、きっと大丈夫大丈夫。
ハイライト
朝から夜までぶっ続けだったプレゼンの様子を書くのは非常に大変なので、自分でとった写真やツイートの引用でハイライトさせていただきます。
ハッカソンと言えばステッカーというイメージ。
食糧の数が半端ない…。今回のヒーローズリーグは「ロコモコ丼」もひとつのキーワードでした。
僕は第2部でしたが先に接続テストを済ませて端っこでドキドキしています。
みんなで乾杯!発表開始です。
個性的な発表が続きます。
自分の発表が終わるまでずっと思ってたこと。
第一部の休憩中。ちょっと童心に帰る。
ついに発表…!
自分がいいと思った人に贈れるこの個人賞制度とても素敵…!作者さんとお話しするきっかけが作れるし、手放しで褒めてもらうの純粋に嬉しかったー。
こちら今回同率1位の『💪😄 Muscle And Smile』!プレゼンであんなに爆笑したのは初めてでした!
今回三冠を獲得した『Twitter for PC-G850』!小さなポケコンに詰まったロマンに会場が唸りました。
こちら今回同率1位の『波動ティッシュ』!遊ばせてもらって楽しかったです。プレゼンまでの間にネタ(ロコモコ丼とか)を新しくその場で追加しまくる姿勢が凄まじかったです。
懇親会の頃には正直お腹いっぱいだし酔いも入ってるしで箸は進みませんでしたが、ぼっちでも勇気だして色んな方とお話しして楽しかったです!
ありがたや〜!
最後は記念撮影!
終わりに
総じて刺激的な経験をさせて頂いたヒーローズ・リーグ、実は一つ心残りがあります。
実はこれの授賞式が次の日のFESTAというものづくりイベントの場であったんですがそれには参加出来ず…。
ホントにまさか受賞出来るとは思ってなかったので、次の日の早めの飛行機を取ってしまっていたのです。
(2泊もしてしまってるので、1歳の幼児の面倒を一人でみてる妻に申し訳なかったというのも大きいんですが…)
(あと12/8は妹の結婚式の前撮りに付き合うという約束もあって仕方なかった面もあるんですが…)
授賞式の様子はTwitterで追いかけつつ、僕のヒーローズ・リーグは幕を閉じました。
最後に今回ひとりで参加していた自分とお話ししてくださった方々、『文庫の顔』を好きだと投票してくださった方々、そして何より素敵なイベントを運用してくださっている方々みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです!
当日から1ヶ月以上も経ってからのブログになってしまいましたがありがとうございましたー!