2016.01.19

映像×SNS!日常に寄り添うフィクション『プロジェクトRIAL』制作&解説

posts_photoプロジェクトRIAL

本日2016年1月19日から23日までの5日間、プライベートワークとして制作していたインタラクティブコンテンツを作ってみました。

ひとつの物語とWebをベースに、動画からSNSを使った5日間のフィクションが始まります。
興味ある方こちらよりぜひご覧ください。

あらすじ

竜崎情報考古学研究室(Ryuzaki Informatics Archaelogy Laboratory:通称RIAL)は、時代ごとに蓄積されいつの間にか失われていくネットワーク上の電子情報に関しての記録・研究を行う機関。
彼らはネットワークに溢れる情報を解析することでその時代の文化や風俗、人類の精神性を把握し、より良い未来を作るための糧とするためあらゆる手段で研究を行っています。
今回彼らはこの2016年という時代を調査するため、あるWebサイトを立ち上げる。
調査は順調に進むかと思われたが、どうやら研究員のひとりであるクリスには何か企みがあるようで…?

–ここから後日記述分–

制作のきっかけ

SNSのAPIが盛り上がった時期に見かけた「SNSから情報を取得して成り立つ映像コンテンツ」を作ってみたい!と思ったからです。
有名どころでは『映し鏡』とか『All Is Not Lost』とか、個人的には焼酎しろのプロモーションで作られた『SHIRO Cheers System』が大好きでした。WebGLを少し勉強したことにより、今なら自分でもそういったジャンルのものを作れる気がしたので挑戦してみました。

制作意図

僕はずっと学生のころ自主制作映画を作ってきたので、それと同じ感覚でインタラクティブな映像作品を作りたいと思いました。Web的な演出が先でなくストーリーありきで作りたかったというか…。

インタラクティブな要素をもった映像コンテンツというと、ストーリーの途中で選択肢が入るものや視点切り替え、最近だと360度動画などが思い浮かびます。
ただ、僕はそういった演出としてのインタラクティブな要素ではなく、”ストーリー上での必然として視聴者の行動が組み込まれている”映像作品を作ってみたいなと思っていました。視聴者の行動そのものがストーリー上意味を持つ的な…。

その結果考えついたのが、Webサイトを世界観の入り口として始まるモキュメンタリー的な作品でした。視聴者自身をフィクション世界のひとりとするようなストーリーを作ることによって、インタラクティブな要素に物語的な必然性を持たせました。
そのため起点となるWebサイトから始まり、そこから閲覧する映像、SNSへの誘導と毎日更新のリアルタイム性、クライマックスの当日撮影など、視聴媒体が次々と移り変わる構成となりました。

自分としては自主制作映画を作る感覚でインタラクティブ映像を作っているつもりでしが、作り終わってみれば映像作品というよりは”リアル脱出ゲーム”的なフィクションの疑似体験系のコンテンツになりました。

作品のフェーズ

全体の仕組みとしてはこんな感じで作っていました。企画、シナリオ、Webデザイン、コーディング、映像制作、運用もろもろまるっと自分でやりました。この企画のコンセプトは『リアルの隣にあるフィクション』です。

1.Webサイトの閲覧
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…Webサイトで世界観の解説を行い、TwitterIDの入力を促す。『Chris reports』には5日間かけて更新されるTwitter小説を掲載していく。

2.動画の視聴、からのTwitterへの誘導
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…入力されたTwitterIDから取得したプロフィール画像や投稿画像を取り込んだ映像が現れる。この映像を視聴すると、のちに作中人物クリスから入力されたTwitterアカウントにリプライが届く。この予想外のリプライによって視聴者の日常にフィクションが入り込む。

3.Twitter小説の毎日更新(事前に完成させたものをWebサービスを使用してアップ)
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…クリスのアカウントをフォローしてもらうと、タイムラインでストーリーが進行します。日常的に目にするTwitterでの展開によりフィクションを日常に寄り添わせる。

4.予告された場所への役者配置。そして最後の映像URLへの誘導
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…Twitterで更新されていたストーリー上で、とある現実の場所を示唆。最終日には実際にその場所に役者を配置して、参加者にその人物の写真をTwitterにアップするよう促す。
そして最終夜、クリスのツイートで最後の映像へのURLを公開。Twitter上にアップされた写真は映像内に組み込まれ、物語はクライマックスを迎えます。

作り終わった感想

ストーリー展開の必然としてこういった媒体の移り変わりを設けましたが、視聴者に”連載を追わせる”のはコンテンツによほど魅力や引力がないと難しそうだなぁと実感しました。最初のサイトは見てもらえても、その先のTwitterまでフォローしてくれた人はごくわずかでしたね…。
(僕の発信力が少ないというのもありますが…)

次回作る際はもっと短くてわかりやすい、SNS連動のMVとか、インフォグラフィックなど、ぱっと見で面白いって思えるものを作るのが良さそうです。
(個人的にはやっぱりストーリーものが好きですが、あまりSNS連動に合わないなぁと感じました)

今回はいろいろと勉強しながらだったので時間がかかってしまいましたが、次回からはもう少しさくさく作りたいですねー。

今回はTwitte×映像で作りましたが、画像を取得できるAPIであれば(例えばFacebookやInstagram)何でも映像に組み込めます。
そういったインタラクティブ映像コンテンツに興味がある方、ぜひお声掛けください。


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